耕地生圏生態学研究室
研究室の概要
人間社会は、食物や材料の生産だけでなく、環境保全や物質循環、景観維持などを通して、さまざまな生態系サービスに依存して成り立っている。多様な生態系サービスをバランスよく享受することが、今後の持続的社会への移行には欠かせない。当研究室は生態系と多面的に調和した農林業・緑地空間のあり方を、生態学・進化生物学の観点から探求している。現在は主に植物を対象にして、個体数・遺伝的多様性・種多様性の維持機構、農林業における野生生物の機能、農薬等化学物質の生態リスクなどを研究しており、生活史・生物人口学・集団遺伝学・生態毒性学・環境農学などの学問分野に基づいて、生態系サービスが生み出され維持されるメカニズムの解明や農林生態系や都市緑地の管理に資する知見を得ることを目標に据えている。研究手法は、野外観察・栽培実験・数理モデリングなど多岐にわたる。
機構ホームページ https://www.isas.a.u-tokyo.ac.jp/ もご覧ください。
所属教員
- 本多 親子(准教授)Chikako Honda
- 都築 洋一(助教)Yoichi Tsuzuki