この実習では、1. 動物や樹木などの野外識別と、2. 生物間相互作用や動物の空間パターンなどの生態学的な調査法を学びます。これらは、生物多様性とその保全をめざした研究の基礎になります。
そしてたとえば、 ジョロウグモとその網に捕まった昆虫、ヒヨドリなどの鳥とその餌になる果実をつける樹木を題材とした実習をおこなっています。
また、自分たちが集めたデータを GIS で統合して解析する方法や、生物統計の基礎も実習します。GIS の実習では、生態学や保全の分野で普及しているソフトウェア ArcGIS をつかいます。生物統計の実習では、汎用性がたかく強力、でも独学だと少しとっつきにくい統計解析ソフトウェア R に挑み (?) ます。
キーワード:空間パターン、クモ、昆虫の同定、生物間相互作用、地理情報システム、生物統計、鳥の野外識別